高浜市でランチが自慢のカフェ:salutサリュー

Read Article

お釈迦様と甘茶

みなさんこんにちは。シェフ「H」です。

 

4月8日はお釈迦様の誕生日とされています。

 

「灌仏会(かんぶつえ)」といわれる仏教行事が執り行なわれます。

 

一般的には「花まつり」として知られています。

 

この地域のおいても、今年の5月10日(土)・11日(日)に吉浜駅前の人形小路周辺で、白像を引くパレードやライブステージ、甘茶かけなどが行われる「花まつり」が開催されます。

 

僕が小学生の時は「花の塔」と言っていました。

 

その中での楽しみは、露店もありましたが、なんといっても僕は「甘茶」でした。

 

小さなお釈迦様の像に甘茶をかけ、そのあとに境内に置いてある「甘茶」を飲むことができるんです。

 

当時ですから、大きなカメに甘茶がいっぱいに入っていました。

 

甘茶はその時しか飲むことはなかったんですが、飲んだ瞬間は甘さを感じませんが、その後すぐに舌の上や口に中に甘さが広がり、何ともいえない美味しさでした。

 

その意味はわかりませんでしたが、とにかく甘茶が飲めることがうれしかったですね。

 

みなさんは「甘茶」は飲んだことありますでしょうか?

 

甘茶はヤマアジサイの変種の変種である「小甘茶(こあまちゃ)」から作られています。

 

この小甘茶の葉は苦いのですが、発酵されることで、なんと!砂糖の100〜1000倍の甘さになると言われています。

 

砂糖のない時代には甘味料として非常に重宝されていたそうです。

 

花まつりでは、あの有名な片手をあげた「天上天下唯我独尊」と言葉を発した時の姿をしたお釈迦様の像に甘茶をかけてお祝いします。

 

初めて言葉を話した瞬間と、9匹の竜が天から清浄の水を注いだという伝説を表しているそうです。

 

そんな甘茶には、

 

「上に立つ者がよい政治を行って平和な世が訪れると、甘い露が降る」

 

という中国の言い伝えや、

 

「甘茶は神様の飲み物で、飲むと不老不死になれる」

 

というインドの伝説などがあります。

 

そういった意味のある甘茶をかけることで、お釈迦様への信仰を表しているんです。

 

もう何十年も甘茶を飲んでいないなあ・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Return Top