みなさんこんにちは。シェフ「H」です。
「新じゃが」が出回ってきています。
読んで字のごとく「新しく獲れたじゃがいも」です。
その「新じゃが」の特徴とは?
諸説あるようですが、一般的に普通のじゃがいもは、北海道のものが多く(一部は新じゃがとして市場に出回ります)冬から春先にかけて植え、秋に収穫、貯蔵した上で出荷されたものです。
一方「新じゃがいも」は、九州の鹿児島県や長崎県で生産されたものが多く、冬に植え、春先に収穫し、貯蔵せずにそのまま出荷されたもののことだといわれています。
普通のじゃがいもは、皮が硬く、でん粉量が多いため、ホクホクした食感があります。
新じゃがいもは、水分が多く、柔らかい、香りが良いなどの特徴があります。
また、ビタミンCの含有量が新じゃがいもの方が多いといわれています。
それでは、新じゃがいもに向いている料理はどんなものか?
新じゃがいもは皮ごと食べられるので、丸ごとフライしたり、じゃがバターにしても美味しいです。
茹でただけでも美味しいんですが、種類のよっては少しエグミを感じるような味が気になるので、揚げたりした方が美味しいかなとも思うものもあります。
水分量が多いので、ポテトサラダやコロッケなどのホクホク感を楽しむ料理は不向きかもしれません。
煮物にすると煮崩れしやすいので注意してください。
日本では特に「新◯◯」というのはもてはやされますからね。
写真は「キタアカリ」の収穫風景です。
キタアカリは好きなじゃがいものひとつで、新じゃがのキタアカリは茹でただけでも美味しいです!!