みなさんこんにちは。シェフ「H」です。
「ロマネスコ」
日本ではその形から「サンゴ礁」とも呼ばれています。
最近はだいぶ知られるようになりましたが、まだまだ珍しい野菜かも知れません。
アップにすると、ちょっとグロテスクですよね!
この「ロマネスコ」という名前はイタリア語です。
名前の通りローマで作られ、食べられてきた野菜です。
分類場はカリフラワーの仲間とされています。
カリフラワーとブロッコリーを掛け合わせて作られたと言われたりもしていますが、ロマネスコの方が古くからある植物だそうで、正しくはロマネスコからカリフラワーとブロッコリーができたということになりますが、諸説あり定かではないようです。
最も大きな特徴はその形!
見た目にインパクトありますよね!
僕が初めて見たのは、20年ほど前にフランスに行ったときです。
調理場に持ち込まれた「ロマネスコ」を見て、
「何だこれは!初めて見た!なんだかスゴい形してるなあ。でも見た感じブロッコリーの仲間かな。」と初対面のロマネスコに驚きました。
「これは何だ?」
と尋ねると、
「Broccoli Romanescoだ」
「ロマネスコ?」
その形のインパクトに、初めて見た時のことを今でも覚えています。
大仏などの頭の「ぼつぼつ」の螺髪(らほつ)みたいな花蕾(からい)が最大の特徴です。
全体に先の尖った形が螺旋状の模様を描いています。
そして螺旋状に集まっている一つ一つの塊にも同じように螺旋が出来ていて、更にその中の小さな粒にも螺旋が出来ています。
もう一度よく見てください。
これ、「フラクタル構造」って言うんですよ。
見れば見るほど不思議ですよね。
これが自然界で出来るんですから。
これ実はカリフラワーにも見られるんですよ。
今度カリフラワーもよく見てくださいね。
ちなみに、「ロマネスコ」の調理方法は、カリフラワーやブロッコリーと同じです。
茹ですぎない方が美味しいと思いますが、これは好みですね。
これは産直で買いました。
僕は、この辺りでも「ロマネスコ」を作っている方がいるというのはとても嬉しいです!
色々な野菜たくさん作ってくださいね!
よろしくお願いします。