高浜市でランチが自慢のカフェ:salutサリュー

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ポトフ〜 pot-au-feu〜

みなさんこんにちは。シェフ「H」です。

 

寒いですね!

 

今まで暖かかったので、今の寒さが身にしみます。

 

これくらいが平年並みなんですよね。

 

寒!!

 

毎年こんなに寒かったかなあ?

 

思考が停止してしまいます。

 

こんな寒い日は「鍋」がいいですよね!

 

フランスにも「鍋」みたいなものはあります。

 

一番有名なのは「ポトフ」でしょうね。

 

「pot-au-feu」フランス語で書くと左のようになります。

 

「pot」は鍋、「feu」は火です。

 

「火にかけた鍋」という意味です。

 

フランス版「鍋」や「おでん」などと紹介されます。

 

もともとはフランスの家庭料理のひとつです。

 

鍋に塊のままの牛肉、野菜類に香辛料を入れて長時間煮込みます。

 

牛肉は、主にすね肉、もも肉、かた肉が使われ、野菜類はニンジン、タマネギ、セロリ、キャベツ、カブ、ポロネギ(下仁田ネギのような太い西洋ネギ)などが使われます。

 

ジャガイモなどデンプン質の多い野菜は煮汁が濁るため避けられます。

 

「ポトフ」は僕の思い出の料理の1つです。

 

フランスにいた時に、レストランの賄いによく出てきました。

 

忙しいレストラン。

 

なるべく手間をかけずに美味しい賄いということで、ポトフは材料を入れ火にかけてから、オーブンに入れておけば出来てしまうので、とても重宝されました。

 

昔は、朝パン屋さんがパンを焼いた後の窯に材料を入れた鍋を入れ、その窯の余熱で、夕方には料理が出来上がっている。

 

そんな風に煮込み料理を作っていたそうです。

 

その賄いで作っていたポトフは、2番手のシェフが教えてくれたもので、牛肉の変わりに鶏、キャベツやジャガイモもたっぷり入れて、ベーコンも塊で入れて、たまにソーセージまで入れて作るものでした。

 

詳しいことはわかりませんが、アルザス地方(フランスのドイツ国境付近)出身のシェフなので、ベーコンやキャベツをたっぷり入れていたようです。

 

練りタイプのディジョンマスタードや粒マスタードを添えて、バケットとバターで食べる「ポトフ」は、お腹の減った僕には最高に美味しい賄いでいた。

 

日本に帰ってきてからも、賄いでよく作っていました。

 

最近作ってないなあ・・・

 

なんだかこうして書いていると、また食べたくなってきた!

 

マスタードをたっぷりつけて食べるのが美味しいんだよなあ・・・

 

久しぶりに作ってみようかな!

 

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