みなさんこんにちは。シェフ「H」です。
今日も東京都での新型コロナウイルス感染者が143人確認され、1日あたりの最多を更新しています。
3月31日に東京・永田町の自民党本部に10人の料理人が集まりました。
イタリアンの落合シェフやパティシエの鎧塚氏などと共に服部栄養専門学校の服部幸應校長の姿もあったそうです。
岸田政調会長に要望書とともに「このままでは倒産する飲食店がたくさん出てきます」と訴えました。
新型コロナウイルスの影響で、日本中の飲食店が苦境に立たされています。
インバウンド(訪日外国人観光客)の減少から始まり、日本人観光客や仕事での会食も激減し、政府や地歩いう自治体が外出自粛要請を出したことが決定打となり、飲食店を訪れる客数は激減しています。
最も深刻なのは地方の名店で、観光客の利用客が多かったために壊滅的な状態だそうです。
4月は各地の桜の名所では、桜を目当てに訪れる外国人も多く、2019年末にすでに予約を入れていた人達のキャンセルが相次いでいます。
九州や東京からの客も身動きが取れずにキャンセルが増えています。
都市部では「感染者を出すと怖い」という理由から、休業を選ぶケースが出始めています。
このまま感染者数が増えて、「都市封鎖」となれば「飲食店の半分以上が潰れる」と危機感をあらわにする料理人や経営者も多くいます。
すでに瀕死状態に陥っている飲食店も多く、3月27日に小池東京都知事が「飲食を伴う集まりを控えるように」と自粛要請したことで、東京都の飲食店は営業しても閑古鳥が鳴くという状態になっているところもあるようです。
「営業自粛しろというが、それを補う経済政策は何もないではないか」と多くの飲食店経営者が怒り心頭になっています。
飲食業に限らず皆が思っている何より辛いことは、新型コロナウイルスが終息する未投資が見えないと言うことです。
東京都では「飲食店の半数以上が3ヶ月後に潰れてしまう事態をリアルに感じている。2021年開催のオリンピックで、世界中から人が集まった時、どこで食事をすればいいのか」と言う飲食店経営者が署名活動を始めたりしています。
サリューは夫婦2人で営業しているので、今のところなんとかなっていますが、従業員を何人も抱えているところは非常に大変だと思います。
「続けていくこと、辞めないこと」を考えていますので、新型コロナウイルス感染防止対策とともに、お店の経営に関してももっと考えていかなければならないと思っています。