みなさんこんにちは。シェフ「H」です。
「アベノマスク」
みなさんのところには届きましたか?
自分の家にはまだと思っていたら、子供が
「今日届いたよ!」
「え!見せて!」
すると、スタッフ「K」が
「寄付するかもしれないから開けないでよ!」
と釘をさされました・・・
写真だけでも。
これです。
第一印象は、
「あ!昔の給食当番のやつだ!」
でした。
現在はまだ全体の約37%の配布に留まっているようです。
今月中旬までまでに全ての世帯へ配布するということです。
それはありがたいことですが、もう少し早かったらという思いはあります。
それはいいとして、マスクに関して驚きの事実がニュースになりました。
なんと経費の総額をおよそ「466億円」と見積もっていたものが、総額で「260億円」を見込んでいるということを、菅官房長官が明らかにしました。
ちょっと、ちょっとちょっと!
「え〜!ほぼ半分じゃん!」
「なんで〜!どんだけどんぶり勘定?」
なんて思ってしまいます。
経費削減はいいことですが、「エライ人達が優れた頭で、膨大なデータをすごいコンピューターとか使ってはじき出した数字じゃないの〜。」
って感じです。
億単位ですから!
1万2万の世界じゃないですよ。
「他ももっと減らせるんじゃないの?」
なんて疑ってしまいます・・・
が、みなさん一生懸命している仕事です。
文句はあまり言うものじゃないですね。
それもあるけど、自分のことをもっとしっかり考えていかないと!
すいません前置きが長くなってしまいました。
今回はコロナ禍での食材について書こうと思っていました。
ホテルや宿泊施設、飲食店や学校、社員食堂などなど、今まで大量に使われていた食材が急に使われなくなってしまうことが起きて、農産物や海産物が余ってしまうことが起きてしまいました。
農作物はすぐには収穫できません。
予定を立てて、しっかり世話をして収穫を迎えます。
乳牛も、乳を搾らないと病気になってしまいます。
しかし、そうして生産されたものが使うところがない!
そんなことがニュースになっていたりしました。
そんなときこんな現状を聞きました。
「はじかみ」が危機にある。
「え!どういうこと?あの『はじかみ』が?」
焼き魚などに添えられる、紅色が鮮やかなショウガです。
近年は安価な中国産に押され、国産の流通はわずかで主に高級料亭で使われているだけなんです。
そんな国産品も今回のコロナ禍で行き場がなくなり、生産農家から危機に瀕しているのだそうです。
そんな「はじかみ」は「金時矢生姜」という品種が使われ、愛知県稲沢市が産地なんだそうです。
というか稲沢市でしか生産されていないのだそうです。
日本で、いや世界でここだけなんです。
しかもですよ、その金時矢生姜の生産農家はその稲沢市でもたった3件!しかないんです。
そしてこの金時矢生姜は厄介なことに、一度収穫したら、7〜8年は同じ場所で生産できないのだそうです。
というのは、土の中にある養分で「金時矢生姜」しか取り込まない養分があるのだそうです。
なので、一度生産すると、そこの土には必要な養分がなくなってしまうということです。
ということで、毎年場所を変えて生産しているそうです。
それでも1本30円程度で取引されているそうですが、中国産は着色されたもので価格はその10分の1程度。
それでも自然の色の美しさ、爽やかな香りや辛みは食通を魅了し、高級料亭のほか、各国大使館、飛行機のファーストクラス、豪華客船などの料理で重宝されてきました。
70年以上も続く農家を辞めようかとも思ったそうですが、「和の食材が日本から消えるのはさみしい」と踏みとどまったそうです。
このような農家の方はほかにもたくさんいることと思います。
それは非常に残念なことです。
日本古来の食材であったり、その土地でしか作られていない食材がなくなってしまうのは本当に残念です。
僕ができることは、そんな食材を使うこと。
今はネットで日本全国の食材が手に入ります。
そうして支援は出来ると思います。
しかし限りがあります。
まずは地産地消で地元の食材を使うことから始めてみたらと思います。
みなさんも美味しい食材は近くにあるかもしれませんよ!
最後にこれは何の花でしょう?
答えは「なす」です。
キレイな紫色をしていますよ。