みなさんこんにちは。シェフ「H」です。
題名が何だか説教臭いですね。
古い考えかもしれませんが、これは仕事を初めてからずっと思っていることです。
僕はどちらかとういと、のんびりしていてポワ〜ンとしていると若い時はいわれました。
ま、そうなんですけどね・・・
一応中学からずっと「体育会系」で育ってきています。
これでも。
しかも、仕事が調理という厳しい世界!
僕の入った時はホテルはまだ軍隊のような場所した。(すいません軍隊は経験してませんが・・・)
先輩方からしたら、僕の時代でもまだ甘いと思いますが・・・
まず何が大切と言ったら、「挨拶」です。
「挨拶」「返事」
とにかく皆に聞こえるように声を出すこと。
反応すること。
何もできないので、せめて挨拶だけはしっかりしようと思っていました。
調理の世界だけではないと思いますが、挨拶1つできないのに仕事なんかできるわけない!という考えでした。
そんな感じで育ってきているので、「挨拶」は大切だと思っています。
しかし、まだ若い時なんかは、若造扱され挨拶しても返してくれない先輩はいました。
正直、「何だこの人!」と思っていました。
ある程度後輩もできた頃です。
「おはよう」
と声をかけても返事を返さない後輩がいました。
これも正直むかつきました。
「挨拶」が一番大切だと思っている人だからです。
普通(僕の中では)後輩から挨拶するんですが、しない後輩もいました。
小心者なので、つい僕から挨拶してしまうんですけどね・・・
それでも返してこない後輩もいました。
一度だけ腹が立って、ひとこと言ったことがあります。
僕だけならまだしも、僕より先輩もいたので。
先輩からは「まあまあ」と言われましたが。
そのときはそんな気になれませんでした。
なんだかなめられているようで・・・
今ならもうちょっと上手に対処できるかな?
人に会ったら挨拶するのが基本と思っているから、しない人に対しては腹が立つんです。
ポワ〜ンとしてても・・・
料理長も経験しました。
この頃は、「ゆとり世代」などの後輩達がたくさんいて、世間や会社も考え方が変わってきていました。
「辞めさせないように」
そんな扱いで、大切に腫れ物を扱うようでした。
こちらが気を使って色々話したりしていました。
僕の若い時はまだ蹴られたりしていた時代でしたが、そんなことはもちろんダメ。
「何やってんだ!もういいよ、帰れ!」
と言われると、素直に帰ってしまいます。
怒られ慣れてもいません。
なので扱いが難しく、苦労しました。
今ならもう少し上手にできたかなあ?と思います。(自分の力不足ということも否めませんが)
その頃の後輩には申し訳ないと思いますが、きっと彼らも今は僕の当時と同じ年齢。
気持ちもわかってくれていると思うんですが・・・
そんな環境で過ごしていたので、仕事を離れても「挨拶」はコミュニケーションの基本だと思っています。
僕は話し上手でもないし、コミュニケーション能力は高くありません。
それだから余計に「挨拶」は大切だと思っています。
今はたとえ相手が返してくれなくても、自分が気持ちがよくなるように「挨拶」をすいることを心がけています。
それから、お店での挨拶はお客様の「顔」を見て「挨拶」することを心がけています。
たまに調理から目が離せなくて、挨拶できないことがあり申し訳なく思います。
しかし、背中をむけて「挨拶」するのは良くないし、誰に向けて言ってんだと思っているので、きちんと正面を向いて「挨拶」をするようにしています。
もちろん色々な考えの人がいます。
同じ調理の世界では、「挨拶」に対する考えが同じ人は、大抵気が合います。
古くさい考えの人間かもしれませんが、多分死ぬまでこれは変わらないと思います。
さて今回も店内に飾ってある花達です。
お支払いのカウンター前に飾ってありますが、なんだかゴチャゴチャしていたので、場所を変えてオシャレな感じで撮りました。
オシャレに写っていますか?
なんだか「和風甘味処」な雰囲気ですね。
どちらも特徴的なものです。
赤い方は「ヒペリカム」。
黄色い花を咲かせた後に赤い実がつきます。
とげとげしている方は「ヒゴタイ」と言います。
この植物は、日本が大陸と地続きだった頃から分布する植物と言われ、植物地理学上貴重な存在なんだそうです。
愛知、岐阜、広島の各県と九州の限られた地域と朝鮮半島の南部にも分布しているようです。
玉ねぎのネギ坊主みたいですね。
いつも面白い植物を生けてくれます。
ありがとう!