みなさんこんにちは。シェフ「H」です。
栗の美味しい季節になりました。
先日「栗きんとん」を食べました。
「おいしい!」そして「贅沢!」な気分になります。
「栗」を使った食べ物。
みなさんは何が好きですか?
焼き栗、湯で栗、栗ごはん、天津甘栗、栗きんとん、栗羊羹、マロングラッセ、モンブラン・・・・・
迷いますね!
そんな「栗」の豆知識を少しご紹介します。
まず、みなさんが果肉だと思っている部分は、なんと「種」だったんです。
イガは他の果実でいう「皮」にあたり、一般的にか皮だと思われている鬼皮が、他の果物の「果肉」にあたり、表面の皮(鬼皮)だけむいた渋皮つきのものが「種」なんです。
栗は実だけでなく、木自体も木材として使われていました。
材質が固く、腐りにくいため、明治時代には線路の「枕木」としてよく使われてきました。
実際「栗の木」の木材を持っていますが、固くて重いです。
ところで「栗」って英語でなんていうか知ってますか?
「えっ、そんなの簡単、知ってるよ。マロンでしょ。」
「マロン」ではありません。
マロンはフランス語です.
ちなみ「maron」はフランス語で栗とよく似た「トチノキ科の木の実」を指す「marron」が由来です。
「マロン」という言い方が広まり過ぎて、何だか英語のような気がしますが違います。
それじゃあ英語でなんて言うの?
「chestnut(チェスナット)」です。
栗のケーキの定番「モンブラン」。
これも実は「栗」とは関係ないんです。
モンブランとはフランス語で「白い山」という意味です。
スイス国境にあるモンブラン山にちなんで、「高く立派な存在のケーキになって欲しい」という願いが込められているそうですよ。
日本人は栗が好きですね。
でもそれ以上に中国人も大好きなんです。
全世界の栗の消費量のなんと40%が中国なんです!
まあ人口も多いんですけどね。
最後に、漢字一文字で「栗」さんという名字の方が、日本には全国でおよそ470人もいらっしゃるそうですよ。