みなさんこんにちは。シェフ「H」です。
尊敬する料理人や好きな料理人、また料理研究家の方は何人もいますが、昔から好きな人がいます。
「平野レミ」さんです。
知ってますか?
めちゃくちゃ明るい人です。
肩書きは色々あります。
「タレント」みたいに思われがちですが、実は「シャンソン歌手」だったり、「料理愛好家」だったりします。
「料理研究家」ではありません。
「料理愛好家」です。
どうやら彼女を見ていて、
「『研究家』じゃないだろう」
と旦那さんがそう付けてくれたようです。
ちなみに「料理研究家」には誰でもなれます。
特に規定はありませんので。
自分でそう名乗れば、あなたも今日から「料理研究家」になれます!
ただし、仕事にしようと思うなら、「最低自分のレシピを1000くらいは持っていないといけない」と誰かが言っていましたよ。
あっ、話しは戻りまして、なぜ好きになったのかと言えば、僕は学生時代から「きょうの料理」を見ていました。
そこに出てきたのが「平野レミ」さんでした。
いつも出ている料理人や料理研究家の人達とは全く雰囲気が違い、めちゃくちゃ明るくて、ずっとしゃべっていました。
口だけではなくて手の動きも速く、パッパ、パッパと料理を作っていきます。
しかもすでに何十年も前から、今で言う「時短料理」というのか、言い方は悪いですが「手抜き料理」みたいなものを作っていました。
「この人面白い!」
第一印象はそうでした。
それからテレビでよく見るようになりました。
いつも明るく、見ているこちらまで楽しくなってきます。
そして僕の中で彼女がますます好きになった料理があります。
「揚げないコロッケ」というような料理名がついていたような気がしますが、キャベツの千切りの上に茹でてつぶすしたジャガイモをのせ、その上に挽き肉と玉ねぎを炒めたものをのせ、最後にパン粉の煎ったものだったか、コーンフレークだったかをのせて出来上がり!
食べる時にウスターソースや中濃ソースをかけて食べる。
この料理を、パパッと作ってしまいました。
そして締めの一言。
「食べれば同じだから!」
そうです、口の中に入れてしまえば、丁寧に形づくって揚げたものも同じということ。
「めっちゃ合理的!」
この言葉で僕の中で「平野レミ」さんは不動のNo.1となりました。
後にも先にもこんな人いませんから!(笑)
他にも同じような考えで色々な料理を作っていたと思いますが、このコロッケに衝撃を受けて他はあまり覚えていません。
確か、餃子だったかシュウマイだったかの具を作ってお皿に乗せ、皮を細く切ったものを乗せて、蒸して、出来上がったら上からタレをかけて出来上がりみたいなものも作っていたような・・・
とにかく何でも「楽しそう」に作っている姿にものすごく好感を持ち好きになりました。
「こんな人がお母さんだったら楽しいだろうなあ」
と思っていました。
母親には申し訳ないですが・・・
料理づくりが仕事となると、辛いことや大変なことが多いです。
ですが、彼女のようにいつも楽しそうに料理を作ることが理想であり、そうなれたらいいなあと思います。