みなさんこんにちは。シェフ「H」です。
みなさん「クミン」ってご存知ですか?
「クミンシード」とか「クミンホール」と言う粒つぶの種みたいなものや、「クミンパウダー」と言う粉状のものがあります。
「あまり見たことないなあ」
と思うかもしれませんが、実は日本人にはなじみ深いスパイスなんです。
「カレーのいい匂い」
と僕たちが感じるのは、実はこの「クミン」の香りが中心なんです。
カレーパウダーの主原料でもあるので、当然スパイスをたくさん使うカレーには欠かせません。
欧米諸国でもソーセージやミートローフ、ピクルスやチーズ、パンなどによく使われますが、インド、メキシコ、東南アジア、アフリカなどのいわゆる「エスニック料理」には欠かせないスパイスでもあります。
粒つぶの「クミンシード」はインド風のカレーを作る際には主要なスパイスになります。
余談ですが、「クミンシード」は種子と呼ばれていますが、植物学上は果実なんです。
これがあると、エスニック料理を作るのに役立ちます。
料理の幅も広がりますよ。
例えば、油で香りが立つまで軽く炒めたあとにカレーに入れて煮込んでいくと、いつもより本格的なカレーになりますよ。
ただ香りに特徴があるので、好き嫌いはあると思いますが・・・
「ナヴァラン」という仔羊のトマト煮なんかにも良く使われますね。
美味しいですよ。