みなさんこんにちは。シェフ「H」です。
オリンピック開会式が行われた7月23日に、国立競技場でスタッフ向けに発注した弁当約1万食のうち4千食が余り、処分したと大会組織委員会が明らかにしました。
飼料などのリサイクルに回したそうです。
・・・・・
これを聞いたとき色んなことを思いました。
みなさんもきっと、
「え!もっとしっかり数字出してから発注できなかったの?」
なんて思ったことでしょう。
まず僕は、
「1万食かあ・・・」
と思いました。
簡単に言いますけど「1万食ですよ!」
作るのも大変ですが、材料もスゴいことです。
どんな弁当だったかは知りませんが、きっと大きな工場のようなところで作ったのでしょう。
量が量だけに全てが手作業ということは無いでしょう。
とは言え「1万食」ですよ。
そのうち「4千食」が廃棄・・・
「どんな計算しとるんじゃ!」
と言いたくなります。
4割余ったなんて、とんでもないですよ!
もったいないにもほどがあります。
どうにかならなかったのか?
作った人の身にもなって欲しいです。
もし自分が作ったお弁当の4割が処分されたら、かなりへこんでしまいますね。
というか、今盛んに言われている『SDGs』は?・・・
確かに予想しにくいことで、足りなくなったらいけないのかもしれません。
それにしてもです・・・
僕には直接関係ないかもしれませんが、飲食業に従事している者にとっては人ごとには感じません。
僕がこんな発注したら恥ずかしくて一週間くらい寝込みそうです・・・
一般企業だったらとんでもないミスですよ!
こんなことは言いたくありませんが、
「どうせ自分のお金じゃないし。」
と思っているに違いないと思ってしまいます。
寄付とかだったら良いですよ。
余っても。
それでも多分こんなには余らないと思います。
「食品ロス」がこんなに騒がれている世の中で、こんなことが起きているのは信じられません。
しかも「オリンピック」で・・・
開幕以降も、各競技会場全体で2〜3割のロスが出たそうです。
これも、
「ほんとはもっと多く出てるんじゃないの?」
なんて思ってしまいます・・・
救いはこの事実を発表したことですね。
世界から注目されている行事だけに、こんな風にニュースになるのかもしれません。
世の中には知らないうちに処分されている食品はものすごくあり、今回のニュースはほんの一部かもしれません。
今回のニュースは「怒り」と共に「悲しさ」が残ってしまいました。
誰のため?
何のため?
競技者である選手の方々には申し訳ないですが、オリンピック自体にも疑問を持ってしまいます。
もちろん「オリンピック観戦」は楽しいですが、今回の件だけではなく色々なことが頭の片隅でチラチラしてしまいます。
どうか「オリンピック感染」にはならないで欲しいですね。(大喜利ではないですよ・・・)