みなさんこんにちは。シェフ「H」です。
イチゴは一年中育っています。
しかしながら市場に出回るのは露地物の季節である3月〜5月くらいと、11月〜1月くらいのハウスものの季節です。
お菓子屋さんはイチゴは欠かせない物ですね。
だから一年中イチゴはあります。
しかしほとんどが全国のお菓子屋さん用に育てられているので、市場にはほとんど出回りません。
アメリカなどの輸入ものはありますが、やはり国内産の物とは質が違います。
国内産の物にはかないません。
どうしてこんなイチゴの話をしたのかと言いますと、イチゴのジャムを作ったからです。
「え!今の季節、イチゴは無いんじゃないの?」
そうなんです。
どうしたかというと・・・
冷凍していたイチゴを使いました。
もちろんフレッシュの方が良いんですが、旬の季節に収穫されたイチゴを冷凍し、火を通して煮詰めていくので美味しさには問題ありません。
なぜイチゴのジャムを作ろうと思ったかというと、
「見た目・バランス」
などからです。
今あるジャムは、「ビワ」や「はっさく」「夏みかん」「いちじく」「リンゴ」なので、オレンジ色やそれに近い色ばかりなんです・・・
並べてあるのを見ると、同じような色ばかりなんです・・・
赤かったり、色の濃い物は売り切れてしまいました・・・
赤い色や濃い色のものがあると、全体が引き締まり、目にもつきやすいんです。
赤いジャムっていうと、やっぱり「イチゴ」なんですよね。
ラズベリーやブルーベリーもありますが、たくさん手に入れるのが難しかったり、高かったりするんです・・・
冷凍物を購入して作るということまではしたくないですから・・・
地元の季節のフルーツをなるべく使いたいんです。
今回は例外ですが・・・一応季節に収穫されたフルーツです・・・
ちなみに品種は「あまおう」「あきひめ」「ゆめのか」です。
やっぱり定番の「イチゴのジャム」は美味しいですね!
どうぞご賞味ください。