高浜市でランチが自慢のカフェ:salutサリュー

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『越前がに』キター!!

みなさんこんにちは。シェフ「H」です。

 

最高級品種のズワイガニといわれる『越前がに』が届きました!

 

スタッフ「K」のご両親からです。

 

どうもありがとうございます。

 

ウン十年生きてきて、茹で上げの産地直送『越前がに』を食べるのは初めてかもしれません。

 

最近は「かに」すら口にしていなかったような・・・

 

「かにかま」はよく食べますが・・・(笑)

 

届いたその日にいただきました!

 

身が繊細ながら、味が濃くて美味しかったです。

 

特にかに味噌が美味しく、身にからめて食べると更にコクが増しておいしかったあ・・・

 

今後しばらくこんなもの食べられないなあ・・・

 

そこで『越前がに』について少し調べました。

 

『越前がに』とは、福井県の漁港に水揚げされる「雄」のズワイガニのことです。

 

初めて知りました。

 

「雌」は『せいこがに』といわれるそうなんです。

 

この名前も初めて聞きました。

 

山陰地方では『松葉ガニ』、石川県では『加能ガニ』などとも呼ばれています。

 

水揚げされる漁港によってブランド名を付けて、それぞれの地域でブランド化に取り組んでいるようです。

 

中でも『越前がに』は好漁場に恵まれていることから、日本で最も古くからカニ漁が始まったとされ、その品質も素晴らしく、ズワイガニの中でもトップブランドの最高級品種と知られています。

 

そして、『越前がに』の証として、現在はブランドマークの入った黄色いタグが付けられています。

 

越前漁港、三国漁港、敦賀漁港、小浜漁港などが『越前がに』の水揚げ港となっています。

 

 

『越前がに』という名称が出てくる最も古い記録は、1511年、室町時代に京都に住んでいた三条西実隆の日記に「越前蟹」という表現がされているそうです。

 

ということは、この頃すでに越前の国(現在の福井県)ではズワイガニ漁が行われており、京都にも運ばれていたと推測されます。

 

全国で唯一の皇室献上ガニでもあり、明治43年12月に越前町で獲れた『越前がに』を皇室に献上したという記録が残っています。

 

ところで先にも触れた「黄色いタグ」ですが、これは『越前がに』を証明するタグなんです。

 

ここには『GI』マークが付いています。

 

『GI』マークというのは、「地理的表示保護制度」というもので、農林水産省が進めている、各地域ならではの環境や伝統などの特徴をもつ地域産品を守り伝えるための制度なんです。

 

ちなみに愛知県で『GI』登録されているのは、『西尾の抹茶』と『八丁味噌』です。

 

同じようなもので、フランスでは昔から『AOC』といわれる、農業製品、ワイン、チーズ、バターなどに対して与えられる認証があります。

 

こうしたものは是非、後世にも伝えたいきたいですね。

 

 

 

 

 

 

 

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