みなさんこんにちは。シェフ「H」です。
大根の季節です。
旬のものは安くて美味しい!
こんなにいいことはありません。
旬なので、もちろん味も間違いなくイイですよね。
大根はそのまま調理して食べるのもいいんですが、「切り干し大根」にすると生とは違う味で、とても美味しいくなります。
「切り干し大根」というと、僕が思い出すのは、その「匂いです」。
僕が小学生の頃、祖母がよく「切り干し大根」を作っていました。
細く切った大根を天日干しにします。
外で干せばいいんですが、たまに家の中の縁側なんかで干していると大変!
家中が臭くなります・・・
「切り干し大根」って、「匂い」がスゴいんですよねぇ〜・・・
味はいいんですが・・・
そんな「切り干し大根」は、生の大根と比べると栄養価がとても高くなります。
え!すごい!
確かにそうなんですが、天日干しをして乾燥させれば、水分が少なくなります。
栄養分はそれほど変わらないので、同じ重さ当たりの栄養は高くなるということですね。
何しろ大根は90%以上が水分でできていますからね。
ということは、少ない量で多くの栄養が摂れるので、とてもいいですよね。
大根を細切りにして、天日干しするだけで手軽に多くの栄養が摂れて、しかも日持ちもするんですよ!
太陽の力ってスゴい!
簡単にできるので挑戦してみてくださいね。
切り干し大根の主な栄養素は、
「カルシウム」(生の大根のおよそ6倍)
「カリウム」(生の大根のおよそ4倍)
「食物繊維」(生の大根のおよそ4倍)
「鉄分」(生の大根のおよそ12倍)
「ビタミンB1・B2」(生の大根のおよそ10倍)
になります。
切り干し大根を調理する時は、水で戻してから使います。
実はその戻し汁にも栄養が溶け出しているので、煮物などに使うことができます。
干し椎茸の戻し汁と同じですね。
料理の定番はやはり切り干し大根の煮物ですね。
小さい頃は、干している時の匂いが嫌だったので食べませんでしたが、あるとき食べたら美味しく、その時から大好きになりました。
あとはみそ汁に入れても美味しいですね。
サラダや炒め物にしてもいいですよ。
写真は「聖護院大根」です。