みなさんこんにちは。シェフ「H」です。
前回に引き続き、色々な大根を切っていきます。
まずは「紅芯大根」です。
外は緑色ですが、中はなんと名前のごとく「紅色」です。
フルーツみたいですよね。
中国から入ってきた大根です。
中国では「心里美(シンメイリ)」と呼ばれ、祝い事に使うことが多いそうです。
また、外側と中の色が違い、見た目にもキレイなのことから、カービング(飾り細工)にも使われるそうです。
そういわれてみると、中国や東南アジアっぽい色合いですね。
スライスして酢漬けにすると、全体に色が回って赤い漬け物になります。
続いて「紅くるり大根」です。
これは、外も中も真っ赤です。
一般的な青首大根と比べると、アントシアニンは約3倍、抗酸化力を示すラジカル補足能が約10倍という含有量があるという調査結果が出ているそうです。
これも酢漬けにするとさらい濃い紅色になります。
他の食材と一緒に調理すると、色がにじんでしまうので注意です。
ツマなどにすると、白と合わせれば紅白になるので、見た目も楽しめます。
続いては「辛味大根」です。
これはみなさんご存知のとおり、中も白いですね。
普通の大根に比べて水分が少ないです。
辛みのもとは、アリルイソチオシアネート(芥子油)と呼ばれる成分によるもので、おろすことで酸素に触れ精製されます。
この成分が普通の大根よりたくさん含まれています。
僕は冷たいそばと一緒に食べるのがオススメですね。
最後に「紫大根」です。
切ってみると花火のような模様でキレイです。
皮の色を見ると中も赤いのかなと思いますが、こんな感じになっています。
葉の色を見るとだいたいわかりますね。
「紅芯大根」は葉まで赤いですからね。
主に京都で作られているようですね。
ラベルには「京むらさき」とも書いてありました。
せっかくこんなキレイな模様なので、サラダで使いたいですね。
まだまだ色々な野菜があるので、見つけたら紹介しますね。