みなさんこんにちは。シェフ「H」です。
この野菜何だかわかりますか?
そうです。
キャベツです。
でも普通のキャベツと違いますよね。
「なんか見たことあるけど・・・」
そんな感じですかねえ。
「ちりめんキャベツ」とか「サボイキャベツ」と呼ばれています。
葉っぱが「ちりめん」模様みたいなので、そう呼ばれています。
また「サボイキャベツ」とはフランスのサボイ地方で作られてきたことからそのように呼ばれるようになったそうです。
「サボイ」と言っていますが、フランスの「サボォワ」地方という、スイスとイタリアに接するところです。
フランス語で「シューフリゼ」といいます。
「シュー」はキャベツのことです。
「シュークリーム」の「シュー」です。
「フリゼ」は「縮れている」様を表す言葉です。
フランスをはじめ、ヨーロッパでは身近なキャベツです。
日本では高級食材の部類に入ります。
紀伊国屋みたいな高級スーパーじゃないと手に入りづらいような野菜ですね。
しかも高いです。
フランス料理でも葉の模様がきれいなので、包んだりして使うことがよくあります。
また、細切りにしてクタクタに煮込んでしまいます。
日本の一般的なキャベツと比べると、水分が少ないく繊維質です。
なので、よく茹でたりするか、煮込んでしまうかですね。
なので、食材を包む料理に使う時は、柔らかく、しかも色鮮やかに仕上げなければいけないところが難しいですね。
写真の「ちりめんキャベツ」は地元の産直で見つけました。
細切りにしてから軽く茹でて、バターソテーして使いましたが、思ったよりも柔らかく、美味しかったです。
店員さんにも、このちりめんキャベツをかごに入れていたら、
「どうやって食べるんですか?」
と質問されました。
なかなか家庭で使うのは難しいような食材ですが、みなさんも挑戦してみてくださいね。