みなさんこんにちは。シェフ「H」です。
「立春」が過ぎましたが、寒い日が続きますね。
そんな寒い季節においしい野菜の1つがホウレン草です。
もちろん普通のホウレン草は美味しいんですが、「冬限定」の美味しいホウレン草があるんです。
「ちぢみホウレン草」と言います。
「寒締めホウレン草」とも呼ばれます。
実は普通のホウレン草なんですが、栽培方法が違うんです。
一般的なホウレン草は寒い冬の間はハウス栽培やトンネル栽培が中心になりますが、昔ながらの露地栽培することにより、寒さに耐えられるように葉に厚みが出て糖度が上がり旨味も増します。
ホウレン草は少しでも日光に多く当たるよう地面に張り付くように葉を広げます。
そして、その葉が縮れた状態に育つことから「ちぢみホウレン草」と呼ばれるようになったそうです。
どんな感じかというと、こんな感じのホウレン草です。
上が普通のもの、下が「ちぢみホウレン草」です。
葉が短くちぢみ、外に広がっています。
葉もツヤツヤしているのがわかりますか?
やはり「ツヤ」があった方が美味しそうですよね!
家の畑でもホウレン草を作っています。
もちろん露地栽培ですが、このようには縮んではいませんでした。
しかし寒さのせいで葉の長さが短かったですが美味しかったですよ。
また、厳冬期や東北地方ではある程度ハウスで育て、収穫する前に一定期間寒い外気にさらしておくことで同じようなホウレン草が栽培できるんです。
ちなみにこの栽培方法は「寒締め」と呼びます。
葉が厚めで、甘味もあり味が濃く感じられます。
葉が縮れているので汚れを取る意味と、アクもあるので一度茹でるといいかもしれません。
ホウレン草は色々な料理に使うことができるので、「ちぢみホウレン草」も試してみてくださいね。
ちなみに僕は「ホウレン草の卵とじ」が大好きです!