みなさんこんにちは。シェフ「H」です。
3月3日 桃の節句です。
桃の節句と言えば、「ひな祭り」「菱餅」「ひなあられ」「ちらし寿司」・・・
「あれ?何か忘れていませんか?」
そうです!桃の節句と言えば「いがまんじゅう」です。
給食にも毎年出ていました。
「え!知らない?」
そんなあなたは西三河人じゃありませんね・・・
僕も実家を離れて初めて知りました。
誰も「いがまんじゅう」を知らない・・・
愛知県人なら知っているだろうと思ったら、これも違いました。
桃の節句に「いがまんじゅう」を食べるのは、どうやら西三河に限定されているようです!
「えー!!そうだったの!」
毎年給食に出るのを楽しみにしているのは、全国の小学生、みんな一緒だと思っていたあ〜!
粒あん、もしくはこしあんを米粉で包み、表面に着色したもち米をつけます。
この「いがまんじゅう」の名前の由来は諸説あります。
・表面につけるもち米が栗の『いが』に似ていることから。
・家康の「伊賀越え」からきた。
・まんじゅうを蒸す時の「香り(飯の香:いいのか)」からきている
などなど・・・
また表面に付いているもち米は、ピンク・黄・緑で作られています。
これらには意味があります。
・ピンク (桃の花 魔除け)
・黄 (菜の花 豊作祈願)
・緑 (新芽 生命力)
という説があるそうです。
ひな祭りの時期になると、和菓子屋やスーパーなどで見かけるようになります。
同じようなもので、こちらは愛知県全域で食べられる「おこしもの(おこしもん)」というものもがあります。
米粉を熱湯で練って型にはめ、取り出したものに色粉を付けて彩るものなんですが,こちらは実は、僕、知りませんでした。
小さい頃に食べたのかもしれませんが、覚えがありませんでした。
ここ最近知りました。
「いがまんじゅう」を初めて見た時のスタッフ「K」は、
「初めて見た。変わったまんじゅうだね。」
と言っていましたが、僕にとっては見慣れたまんじゅうです。
美味しいから、一年中あってもいいと思います!
今日は知り合いの方に「いがまんじゅう」をいただいたり、お客様からいちご大福をいただいたりしました。
まんじゅうが大好きな僕は、営業が終わってから3つもいただいてしまいました。
美味しかった!
ありがとうございます。