高浜市でランチが自慢のカフェ:salutサリュー

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パン粉をつかった「貧乏人のパスタ」って?

みなさんこんにちは。シェフ「H」です。

 

「貧乏人のパスタ」

 

って聞いたことありますか?

 

イタリアでは、パスタにチーズを絡ませ、タマゴ焼きを乗せたものを「貧乏人のパスタ」と一般的にいわれています。

 

そしてもう1つ「貧乏人のパスタ」と呼ばれるものがあります。

 

それはイタリアのシチリア地方独自の「貧乏人のパスタ」です。

 

イタリアの南部の地方です。

 

地図でいうと、長靴の形をしたイタリアの靴先にある島が「シチリア島」です。

 

シチリア地方はイワシやムール貝などに、たっぷりのパン粉をまぶしてローストした料理など有名です。

 

パン粉を使った料理が多いということは、異民族による侵略によってチーズも食べられないほどの貧困から、固くなったパンをおろしたパン粉をチーズ代わりに使っていた、という背景があるようです。

 

そんなチーズ代わりに使われたというパン粉のことを思い出して、先日コース料理のお魚に使いました。

 

オリーブオイルでニンニクを炒め、パン粉を入れて焦がさないように炒めていきます。

 

パン粉が色付いて、粗熱が取れたらパセリのみじん切りを入れます。

 

これが基本で、そこに色々な香草を入れても良いです。

 

今回は初め、魚を香草パン粉を乗せて焼こうと思っていましたが、

 

「焼いたパン粉を乗せてもいいな!」

 

と思い、急遽変更しました。

 

せっかくキレイな緑色に仕込んだパン粉の色が活かせなかったのが残念ではありましたが、久しぶりに作った焼いたパン粉は美味しかったですよ。

 

パスタやお魚、お肉、サラダなど、色々使えるので、みなさんも作ってみてくださいね。

 

 

 

 

 

 

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