みなさんこんにちは。シェフ「H」です。
みなさん「クロワッサン」は好きですか?
というかおいしいクロワッサンを食べたことはありますか?
先日スタッフ「K」がクロワッサンを買ってきてくれました。
『クロワッサン麦香奏KANADE』
というお店のクロワッサンです。
いいお値段ですが・・・
2個で?と思いました。(笑)
すごくキレイなクロワッサンです。
焼き直して食べました。
美味しかったですね。
バターの香りがよく、軽くてサクサクでした。
コーヒーと一緒に食べましたが、何だかすごく贅沢な気分でした。
クロワッサンを初めて食べたのは、この仕事に関わってからですね。
まだバイトしてたときかもしれません・・・
でも、
「こんなもんかな?」
という印象でした。
「これがバター?何だか口の中に残るなあ・・・」
そんな感じでした。
初めて欧州旅行に行ったのは、働き始めてからです。
そのとき食べたクロワッサンが、今まで食べたクロワッサンとまるで違いました。
お店はもちろん、ビジネスホテルのようなホテルでさえ、クロワッサンが美味しく思いました。
「日本のと全然違う・・・」
サクサクでバターの香りがすごく、
「こんなに美味しいの食べてるんだ・・・」
と思ったのを覚えています。
僕の周りにいたフランス人は料理人ばかり。
だからあまり行儀は良くなかったかもしれません。(偏見かな?)
週1回ある、調理場の朝の大掃除のあとに、クロワッサンとコーヒーを飲むのが恒例でした。
僕はそれが楽しみでした。
彼らはまだ若い男の野郎どもです。
クロワッサンをコーヒーに浸して食べてみたり、チョコレートシロップをたっぷりかけて食べたり、「ヌッテラ」というヘーゼルナッツ風味のスプレッド(これはフランス人が大好きなやつです)をこれまたべったりつけて食べたりします。
「えぇ〜、なんかクドそうなことしてるなあ・・・」
なんて思いましたが、いつの間にか僕も同じようにして食べてました。
でもその頃は、エネルギー消費が半端なかったので、どれだけ食べても太りませんでしたね。
30くらいでしたけど・・・
話が変な方に行きましたが、フランスやベルギーで食べたクロワッサンは、本当に美味しかった思い出があります。
今は日本でも美味しいクロワッサンが食べられますが、それでもフランスではその辺の普通のパン屋のクロワッサンがめちゃくちゃ美味しかったりしますね。
パンが主食だからそりゃそうですよね・・・
ところで「クロワッサン」は、フランス語で「三日月」という意味です。
ハプスブルク家の守備隊が、攻めてきたオスマントルコ軍を撃退した記念に、トルコの象徴である三日月をかたどって作ったと言われています。
なので本来クロワッサンはクルッと三日月のような形をしているんですよ。
最近はこんな風に真っすぐなものが多いですね。