高浜市でランチが自慢のカフェ:salutサリュー

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団子は15個

みなさんこんにちは。シェフ「H」です。  

 

先日は「中秋の名月」で、その事を話しましたが、その続きで『団子』の話です。

 

みなさんのところは「十五夜」に「月見団子」をお供えしますか?  

 

満月にうっすらと雲、団子とすすき   「お月見」と言えば、そんな絵を想像しますよね。  

 

僕は団子が大好きですが、僕の家では「お月見」や、月に「お月見団子」を供えることはしていませんでした。  

 

でも仏壇ではありますが、何かしらいつもお供えしてありましたね。  

 

月見団子は満月に見立て、丸い形に作ります。  

 

月がよく見える場所に台を起き、御三方や大皿に15個の団子を盛りつけます。  

 

里芋やサツマイモ、枝豆、栗、などの秋に収穫を迎える野菜とすすき、秋草を供えて名月を祭ります。  

 

すすきを飾るのは、背の高いすすきを飾ることで、神様が降り立つ「依代(よりしろ)」とされているためなんだそうです。  

 

このお月見の行事が庶民に広まったのは江戸時代です。  

 

ちょうどお米の収穫の時期も近く、とれたてのお米を団子にして、収穫を祝ったとされています。  

 

または、夏を越して古米となったお米を粉にして、団子にしたのではないかとも言われています。  

 

この団子なんですが、江戸時代の年中行事を記した「東都歳時記」というものに、  

 

「団子の大きさは三寸五分(約10センチ)」  

 

とあります。  

 

え!ちっちゃいおにぎりくらい!?  

 

小さい団子は「仏団子」と呼ばれ、仏壇に供える団子を思わせるために嫌われていたそうです。  

 

団子を15個重ねるのは、  

 

「9、4、1」  

 

となるので、15個となるとちょっと工夫が必要になりますよね。    

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