みなさんこんにちは。シェフ「H」です。
燃料の高騰が続いています。
それが物価高騰への一因ともなっています。
オール電化の住宅も増えていますが、まだまだ「ガス」の需要は大きいですね。
ガスと言うと「プロパンガス」と「都市ガス」がありますが、この2つの違いは何だかご存知でしょうか?
何となく分かりますよね。
プロパンガスはボンベで直接供給、都市ガスはガス管で供給されるとか、都市ガスの方が軽いとか・・・
主な違いは次の3つにあります。
・原料
・発熱量
・供給方法
プロパンガスはLPガスとも呼ばれます。
原料は原油で、液化石油ガス(Liquefied Petroleum Gas)のことになります。
一方で都市ガスは、液化天然ガス(Liquedfied Natural Gas)が原料となっています。
プロパンガスは空気より重いため、床付近にたまります。
一方で、都市ガスはメタン中心で空気より軽く、天井付近にたまるという違いがあります。
原料が違うため、同じ体積でもエネルギーとしての発熱量が異なります。
プロパンガスは発熱量が都市ガスの2.2倍なので、約2倍の火力になります。
ですが、都市ガス用のコンロは多く出るようになっているので、火力に問題はありません。
また、プロパンガスは気体を液体の状態にしてボンベに入れて各家庭に配送しています。
都市ガスは、気体の状態で地下の配管を通り、各家庭に直接接続されています。
プロパンガスは災害に強いと言うことでも知られていますね。
都市ガスは料金が安いと言うことが利点ではありましたが、このところの価格上昇で、その差が少なくなってきているということです・・・
しかし原油の高騰もあるのでわかりません・・・
ちなみにお店では「都市ガス」を使っています。
調理の世界では、まだまだ「ガス神話」が強い。
ここ最近では、新しいお店や、大きなビルに入っているところは、防災の観点からもありますが、火を使わない「電磁調理器」が使われているところが、どんどん増えてきています。
また逆に「炭火」も見直されて、使うところが多くなっているのも事実ですね。