みなさんこんにちは。シェフ「H」です。
冬の定番「おでん」には「からし」ですね。
「マスタード」ではないですよね。
でも「ポトフ」にはフランスの「ディジョンマスタード」が合います。
僕はサンドイッチにも「からし」を使います。
「マスタード」ではないです。
理由は「美味しい」と思うからです。(笑)
ハインツなどのアメリカンマスタードは、何となくホットドッグやハンバーガーの味に思えてしまいます。
フランスのディジョンマスタードは辛味より酸味を強く感じてしまいますね。
そんな「からし」と「マスタード」の違いはなんでしょうか?
具体的には「原材料」「製造方法」「風味」の3点に違いがあるんです。
「からし」の原材料は「和がらし」とも呼ばれるオリエンタルマスタードの品種であるのに対して、「マスタード」はイエローマスタードの粒が原材料です。
「からし」は「和がらしの種を粉末にした粉からしを水またはぬるま湯に溶かして練って作られたもの」です。
一方、「マスタード」は「からし菜の種」だけで作られているのではなく、「酢」「砂糖」「ワイン」といった調味料が加えられています。
「酢」には辛味を抑える効果があるため、より辛味が弱く感じられます。
また調味料が加えられているかどうかでも味に大きな影響を与えているようですね。
そういえば僕が小さい頃はまだ、からしもわさびも「粉」に水を入れて練っていましたよ。