みなさんこんにちは。シェフ「H」です。
「赤いきつね」「緑のたぬき」でお馴染みの「東洋水産」。
最近では「マルちゃん製麺」が人気です。
そのように、インスタント麺のイメージが強いですが、会社の名前は「東洋水産」です。
しかも「マルちゃん」とは・・・?
有名企業や大企業が、創業当時は現在とは違った業種からスタートしたということはよくある話です。
実はこの「東洋水産」もその一つなんです。
「水産」という名前の通り、もともとは「冷凍マグロ」の輸出を手がけていたんです。
冷凍マグロの輸出業が順調に進んだ後、魚だけではなく、マグロを原料にした魚肉ハムや魚肉ソーセージなどの食品加工業にも進出しました。
当時は加工した魚は保存しやすいということから、夏場にはよく売れたそうです。
しかし売り上げが落ちる冬場にも売れるものをということで、目を付けたのが「即席めん」だったんです。
1961年(昭和36年)に「マルト印ラーメン味付け」というインスタントラーメン袋めんの商品化に成功しました。
「マルト」とは、魚市場での取引上での、東洋水産のニックネームなんです。
「◯」に東洋水産の「ト」
その後、商品のブランド化のために、かわいらしい「マルちゃん」になっていったそうです。
なんとなく「マルちゃん」という会社なのかな?と思ってしまいますが、「東洋水産」というきちんとした会社名がありますので、ご注意を・・・(笑)
そういえば、「赤いきつね」も「緑のたぬき」もしばらく食べてないなあ・・・