みなさんこんにちは。シェフ「H」です。
「トウモロコシ」が店頭に姿を見せるようになりましたね!
みなさんはどんな風に食べていますか?
「茹でる」という方が多いのではないでしょうか?
準備も、調理も、食べるのも簡単で美味しいですよね。
「茹で方」は、調べるとたくさん出てくるので、本当のところどれが正解か分からなくなっていませんか?
「水から茹でる」「沸いたお湯に2分」「10分茹でる」「少量の水で」「レンジで5分」などなど・・・
色々なやり方はありますが、どれが正解かは分かりません。
どれも正解でしょう。
ただ一つ、僕が美味しいと思っているのは、
「取れたてのトウモロコシを、できるだけ早くに茹でること」
ですね。
どれだけやり方をあれこれ、時間がいくらと言っても、取れたての美味しさにはかないません。
素材が一番ですね!
ちなみに僕は2〜3分茹でます。
後はそのまま冷ますだけですよ。
もっと短くてもいいかもしれません。
これは好みですね。
僕はシャキシャキしているくらいがいいので、時間は短めです。
そして、その「トウモロコシ」なんですが、一番美味しいのはいつか?
時期ではなくて「収穫時間」です。
「トウモロコシ」は、「朝もぎ」がいいとされています。
太陽の光を浴びる前に収穫するのがいいんです。
トウモロコシの旬は、初夏の一番日の長い時期なので、朝日が当たる前というと、午前3時頃からの収穫となります。
それほど早起きをしてまで収穫する理由は何か?
「トウモロコシ」は光合成の能力が非常に優れた植物です。
そのため日光が当たり始めると、すぐに光合成を始めます。
光合成をするためには蓄えているエネルギーが必要となります。
このエネルギーというのは「糖分」なんです。
ということは、日が当たり始めると、トウモロコシの中にある糖分は減少していきます。
そして、夜になると昼の間の光合成で得たエネルギーを糖分に変えて蓄えていきます。
「一日一歩、三日で三歩、三歩進んで二歩下がる」
といった感じで、どんどん糖分を蓄えていきます。
なので、1日の中で一番糖分の高い(甘い)時は、その日の朝日が上がる前になります。
なので、店頭で「朝取りトウモロコシ」とあったら、それを買ってすぐに茹でてくださいね。
先日、ホテル時代の時の料理長から「トウモロコシ」が届きました。
すぐに茹でて美味しくいただきました。
どうもありがとうございました。