みなさんこんにちは。シェフ「H」です。
畑の用水路で「オタマジャクシ」を発見しました。
久しぶりに見たオタマジャクシに懐かしさを覚えました。
小学生の時は、田んぼや用水路にたくさんいたので、よく取りに行きましたいましたよ。
碧南市にある「油ヶ淵」に、大きなオタマジャクシを取りに行ったこともあります。
たぶん「ウシガエル」のオタマジャクシだったんだろうと思います。
家で飼っていたら、そのうち足が生え、手も出てきてカエルになって逃げていきました。
日本では「ウシガエル」は「食用ガエル」とも呼ばれています。
もともとは北アメリカ中東部原産の大型ガエルです。
食用、養殖用としてアメリカのニューオリンズから持ち込まれたようです。
今では日本全国に広がっていますね。
また、生態系に大きな被害が出ていることから、特定外来生物に指定されています。
オスの鳴き声が「牛」に似ていることが名前の由来になっています。
「食用ガエル」と言いながら、ちょっと食べるのは遠慮したい感じはありますね・・・
TOKIOの番組で「厄介者」と言われる「外来種」を調理するコーナーがありますが、取り扱いが大変そうですね・・・
フランス料理でも「グルヌイユ(grenouille)」と呼ばれる「食用ガエル」をよく使います。
この「グルヌイユ」と呼ばれるカエルは、日本では「ヨーロッパトノサマガエル」と呼ばれる種類で、食用とされる「ウシガエル」とは違います。
ウシガエルより小さめの種類です。
「もも肉(後ろ脚)」のみを食用にしています。
一番オーソドックスな調理法は、カエルのもも肉をバターソテーし、仕上げにパセリのみじん切りとニンニクのみじん切りを入れるというものです。
お酒のつまみ的な感じですね。
もちろん高級フレンチに行くと、キレイに整えられたカエルのもも肉が(鶏手羽元肉のチューリップみたいに)、キレイにソテーされ、パセリのピューレを敷いた上に並べられ、ジャガイモのピューレが添えられて出てきたりします。
フランスではスーパーに売っていたりもしますよ。
よく「鶏肉っぽい」と言われますね。
フランスで二番目に大きい都市「リヨン」の郷土料理とされています。
これは近郊に「ドンブ湿地帯」というところがあり、ここが産地となっているからなんです。
検索してみてください。
小さな池が無数にある地域ですよ。
是非「カエル料理」を食べる機会があったら、挑戦してみてください。
思ったより美味しいですよ!
オタマジャクシ、わかりますか?