みなさんこんにちは。シェフ「H」です。
お店の玄関前には「シマトネリコ」という木があります。
その木に小さな花がたくさん咲いていて、風が吹くごとに「小さな花びら」や「花粉」が飛んでいくのがわかるくらいです。
そこにたくさんの蜂のような昆虫が「ブンブン」と音を立てながら飛び回っています。
蜂のようですが、ずんぐりむっくりしていて黒く、しかもブンブンと音を立てているので、ちょっと怖かったです・・・
しかし近づいてみると、襲ってくるわけでもなく、一心不乱に花の密を吸っています。
見た目は怖いですが、どうやらそうでもなさそうです。
調べてみると、その蜂のような昆虫は「クマバチ」でした。
「ミツバチ」の仲間のようですが、胴体が太いのですごく大きく見えます。
一般的に「クマバチ」というと、全身真っ黒ですが、胸の部分だけにモフモフとした鮮やかな黄色い毛が生えている「キムネクマバチ」を指します。
しかし、お店の木にいるのは「真っ黒」です。
これはどうやら「タイワンタケクマバチ」のようです。
外来種なので、生態系に何かしらの影響を与えているかもしれませんが・・・
クマバチは「花の密」や「花粉」を主なエサとしており、「特にフジ」の花を好むそうです。
フジの花はクマバチがこじ開けることで初めて花が開くため、クマバチは「花粉の媒介者」としても一役買っているんです。
クマバチは黒くてズングリして大きく、「ブンブン」と低音の羽音を鳴らしながら飛び回るので、「怖い」印象を受けるかもしれません。
というか本当に知らないと怖いです・・・
しかし極めて温厚な性格なので、近づいても刺してくることはめったにないそうです。
とはいえ、初めて見ると、ちょっと怖いですが・・・
もちろん、不用意にこちらから危害を加えるようなことをすれば、襲ってきて刺されることもあるそうですから気をつけてくださいね。