高浜市でランチが自慢のカフェ:salutサリュー

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トマトが赤くなると狙われる・・・

みなさんこんにちは。シェフ「H」です。

 

トマトが畑で実っています。

 

まだ緑色のうちはいいんですが、赤くって収穫しようかなと思っていると、何者かにつつかれていたり、中には地面に落ちていたりします。

 

なので、実自体を網で覆ったり、トマトの木全体を網で囲ったりします。

 

何者とは・・・カラスです。

 

断定ではありませんが、カラスの可能性が高いです。

 

たまに違う鳥がつついたりしますが、だいたいカラスですね。

 

それでは、

 

カラスは色がわかるのか?・・・

 

答えは、

 

わかります!

 

カラスは優れた色覚を持っていて、人間よりも色を見分ける能力が高いそうです。

 

人間の目は、「赤・緑・青」の波長の光に強く反応する3種類のセンサーを持っているため3原色で見ています。

 

対してカラスは「近紫外線」を加えた4種類のセンサーを持ち、4原色で見ているんです!

 

そのため、人間に比べ、より優れた色覚を持つと考えられています。

 

さらにカラスは「油球」と呼ばれる特殊なフィルターを持ち、色の識別の制度を高めているそうです。

 

またカラスは「紫外線」を認識することができるんです。

 

ある実験で、紫外線がある場合とない場合で、カラスに「実物のハム」と「食品サンプルのハム」を選ばせることをしました。

 

その結果、紫外線が当たっているとほぼ100%の確率で「実物のハム」を選んだそうです。

 

紫外線が当たっていないと、当てずっぽうで選んでいたそうです。

 

そのことからカラスは「ゴミの中身を確認して、狙いを定めて」ゴミをあさっているということがわかりました。

 

もう1つ

 

「カラスは黄色を嫌う」

 

ということが言われていたりしますが、それは間違いです。

 

「人間には中身が見えて、カラスには見えない黄色いゴミ袋」

 

が各地の自治体で採用されるようになったことが要因だとされています。

 

しかし実際は、

 

黄色を嫌がるわけではなく、

 

紫外線をカットできる特殊な顔料を練り込んだフィルムを使ったゴミ袋

 

を嫌がったんです。

 

が見た目には黄色く見えることから、「カラスは黄色が苦手」という風説が広まったと考えられています。

 

よく見られる黄色いゴミ袋なら、カラスに利くというのは誤りで、防虫ネットをただ黄色くしても、カラスに対しては効果がないということになります。

 

なので、カラスは「赤く育ったトマト」を狙って突っついているんです!!

 

カラスは頭だけではなく、目もいいんですね!!

 

 

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