みなさんこんにちは。シェフ「H」です。
早いところでは、お盆が終わる頃にもう稲刈りをしているところがありました。
田んぼには「穂」を付けた稲が頭をたらしています。
高棚、依佐美周辺の買い出しに行く途中によく通る田んぼ道です。
「稲刈り」は稲の穂が出た「出穂」から40〜45日が経過した頃にするのが一般的です。
田植えから稲刈りまで、早い品種でだいたい90日となります。
遅い品種だと120日程度かかるようです。
早く育ち、早く収穫できる品種は早生(わせ)品種といいます。
早く収穫できる反面、収穫量は少ないんです。
遅いものは晩生(おくて)品種といいます。
早生品種とは反対に収穫量は多くなります。
出穂してから40〜45日経過後というのは、出穂してからの積算温度が1000度前後になったころのことを指します。
積算温度とは、毎日の平均気温の合計です。
早生品種で950〜1000度、晩生品種で1050〜1100度くらいになります。
また、稲野実の部分である籾(もみ)全体の85〜90%が黄色くなったら、そろそろ稲刈りということがわかるそうですよ。
あの藁の臭いを嗅ぐと、懐かしい気持ちになりますね。