みなさんこんにちは。シェフ「H」です。
「オクラ」の旬がもうすぐ終わります。
一年中あるとはいえ、国産の収穫シーズンは5月から9月になります。
みなさんはこの夏「オクラ」はたくさん食べましたか?
僕はネバネバ好きなので、納豆やめかぶなどと一緒に混ぜて、よく食べましたね。
その他にも簡単で美味しいのは、肉巻きです。
下処理したオクラに豚バラ肉を巻いて焼きます。
そのまま塩コショウだけでもいいですし、お好みで、照り焼きみたいにしても、焼き肉のタレをからめても、ポン酢をかけても、何でも美味しいですよ!
その「オクラ」ですが、大きく分けると、一般的に出回っている「五角オクラ(角オクラ)」、莢の断面が丸い「丸オクラ」に分けられます。
また六角形や八角形の「多角種」もあります。
丸オクラの方が茹でると柔らかく、大きくなっても硬くなりにくいです。
また、「赤オクラ(紅オクラ)」と呼ばれる、赤い色をしているオクラもあります。
この赤色は、ブドウやブルーベリーと同じくアントシアニンが含まれているからだそうです。
でも、茹でると赤い色が緑色になってしまいます。
ただ、普通のオクラのようにキレイな緑色ではなく、くすんだ色になるので、見た目はあまりよくないですが・・・
これは赤い成分のアントシアニンが熱で分解されてしまうからなんです。
また、オクラの表面が黒くなっていることがあります。
これはオクラに含まれる「鉄分」によるものです。
オクラは鉄分を多く含む野菜のひとつです。
栽培中や収穫中に付いたスレ傷が空気に触れると、鉄分が酸化して黒くなっていますんです。
なので、表面が黒くなっていても問題はありません。
ただ、中まで黒くなっているようならやめてくださいね。
オクラの美味しい季節も残り少ないです。
今のうちに楽しんでおきましょう!
上から「丸オクラ」「赤オクラ」「角オクラ」です。