みなさんこんにちは。シェフ「H」です。

 

みなさん、和菓子はお好きでしょうか？

 

僕は大好きです！！

 

その和菓子の人気がフランスでも高まりつつあります。

 

そのきっかけとなったのが、ある日本映画だったようです。

 

カンヌ国際映画祭へ出品された「あん」とい映画で、そこにどら焼き職人が出てきたことで、「あんこ」や「どら焼き」の認知度が一気に高まったそうです。

 

しかしながら、フランス人はあんこが苦手なようです。

 

もちろん抵抗なく受け入れる人もいますが、多くの人は「甘く煮た豆」というものに対して、日本人のようには慣れ親しんでいないからなんです。

 

「葛（くず）」なども食感が苦手なようです。

 

そのなかで、和菓子人気の広がりを難しくさせている要因があるようなんです。

 

それは、多くのフランス人が、

 

「すべての和菓子を同じ味に感じてしまう」

 

ということなんだそうです。

 

日本人は、小さい頃から和菓子に慣れ親しんでいるため、それぞれのお菓子の違いを区別できますが、和菓子に慣れ親しんでいない、食べ慣れていない人からすると、どれも同じような「あんこの味」の食べ物にしか感じないようです。

 

和菓子は味を引いていくことで良さを出していきます。

 

対して洋菓子は味を足していくということで美味しくなるという考え方なんです。

 

そんなお菓子を食べてきたフランス人にとっては、和菓子は「味が単純過ぎる」と感じるようです。

 

そんな中でフランスでも、日本の和菓子職人さんが試行錯誤して和菓子を広めていこうと努力しています。

 

日本料理も受け入れ、今では大人気となっているフランスで、今度は和菓子が広まることを願っています。