みなさんこんにちは。シェフ「H」です。
今、巷では「アジフライ」が人気です。
アジフライ、みなさんはお好きですか?
僕は、確かに美味しいと思いますが、実はそれほど大好きというわけでもありません・・・
というのは、小さい頃から、あまりアジフライというものを食べてこなかったからです。
「アジ」自体もあまり食べませんでしたね。
食べなかったということは、食卓にあまり出てこなかったということです。
「サバ」はよく食べました。
後は「うなぎ」ですね!
うなぎはことあるごとによく食べました。
祖母がよく七輪で焼いていた記憶があります。
七輪で焼いた魚って美味しいんですよねえ。
小さい頃から、それはよくわかりました。
あ!なかなか「アジフライ」の話が出てきませんね・・・
現在のアジフライブームの火付け役となったのが、長崎県松浦市が2019年に出した「アジフライの聖地」宣言なんです。
松浦市はアジの水揚げ量が日本一ということで、市を挙げて大々的にアジフライの聖地を宣言しました。
そしてそこから福岡でアジフライブームが起こりました。
その影響で昨年くらいから東京でも松浦市のアジを使ったアジフライを出す店が増えてきたそうなんです。
そして人気番組「マツコの知らない世界」でも取り上げられたことで、全国的なブームへ広がっていったようです。
それではなぜ「アジフライ」だったのか?
それは、大分県の中津市は「からあげの聖地」と呼ばれています。
それなら「アジフライの聖地」があってもいいんじゃないかと思ったそうです。
アジの水揚げ量が日本一なら、アジフライじゃなくてもアジの刺身でよかったのでは、と思いますよね。
それは、刺身は海の近くであれば、新鮮でどこで食べても美味しいので、差別化できないと考えたそうです。
確かにそうですね。
アジフライなら、子供から大人まで、そして刺身が苦手な外国人まで食べられるということからそうしたそうです。
最近の昭和ブームではありませんが、なんだか懐かしいメニューが人気ですね。
写真は昨年夏に提供した「アジの香草パン粉焼き」です。