みなさんこんにちは。シェフ「H」です。
新鮮な鶏の砂肝が手に入ったので、コンフィにしてみました。
コンフィとはフランス料理の調理法です。
食材が肉の時は油脂で、沸騰するかしないかくらいの状態で火を通していきます。
果物の場合は砂糖を使って作る砂糖漬けのことを指したりします。(フリュイコンフィと言います。)
最近よく聞く「コンフィチュール」もこの「コンフィ」からきています。
果物と砂糖を一緒に煮詰めたものです。
要はジャムですね。(厳密には少し違いますが)
砂肝を掃除して、塩、コショウ、ニンニク、ローズマリーと一緒に一晩マリネして、その後、油でゆっくり火を通していきました。
鴨のもも肉のコンフィは有名な料理です。
ところで「砂肝」ってどの部分?
砂肝とは、鶏の「砂嚢(さのう)」と呼ばれる部位のことです。
鳥類が持つ胃の一部で、食べたものを砕くための器官です。
鶏は歯がないので、噛むという行為の代わりに、食べ物をすり潰してから消化しています。
「砂ずり」と呼ばれることもあります。
「砂肝」という名前は「砂嚢」からきています。
「砂嚢」は鶏が食べ物をすり潰すための器官です。
この中には文字通り多くの砂や小石が詰まっていて、ここでいう砂や小石は人間でいうところの「歯」にあたります。
つまり、「砂」が溜め込まれた「肝」で「砂肝」という名前になったということなんです。
焼き鳥でも人気の「砂肝」です。
「タレ」と「塩」ならどちらが好きですか?