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納豆の「豆」知識 その2

みなさんこんにちは。シェフ「H」です。

 

今回は前回に引き続き、納豆の「豆」知識を紹介します。

 

前回、関西はあまり納豆を食べないことに触れましたが、やはりデータにもそれが現れているようです。

 

総務省の家計調査によると、2020年〜2022年で、3年連続最下位となったのは和歌山市です。

 

ちなみに2022年の46位高松市、45位高知市、44位大阪市、43位鳥取市になっています。

 

反対に同期間で3年連続1位になったのは福島市です。

 

年間平均支出額を比べると、3倍近くの差があります。

 

しかし、最近では関西地方でも、納豆専門店や納豆料理専門の居酒屋ができ始めています。

 

・納豆パックのフィルムは必要?

納豆の乾燥を防ぐために必要です。

フィルムがあることでパック内の温度が均一化され、大豆がきちんと発酵してくれることもメリットのひとつです。

 

・納豆のにおいの抑え方

残念ながら、においは消すことができません。

納豆のにおいは揮発しやすいですので、混ぜるとにおいが拡散されます。

においを広げないようにするには、混ぜないで食べるしかないです。(笑)

 

・納豆はいつまで食べられるか?

冷蔵庫内にあっても、納豆の発酵はゆるやかに進んでいます。

その過程で「アンモニア臭」が発生します。

この臭いがしてきたら、食べるのをやめた方がいいです。

また、納豆は適度に熟成させてから出荷するので、実は出荷時が一番美味しいんです。

 

・納豆についている白いつぶつぶは食べてもいいの?

買ってから時間の経った納豆の表面には、白いつぶつぶができています。

これは一体何でしょうか?

これは「チロシン」というアミノ酸のが結晶化したものです。

アミノ酸といっても、旨味の塊ではなく、見た目や食感はよくありませんが、食べても体に害はありません。

 

・納豆がネバネバしているのはどうして?

土壌の中や植物など、自然界のどこにでもいる枯草菌(こそうきん)という細胞の働きによるものです。

アジア諸国には糸を引かない種類の枯草菌でつくられる納豆が多くあります。

日本でネバネバした納豆が人気になったのは、日本人がネバネバ、モチモチの食感が好きだからだといわれています。

また、ご飯にからみやすいことが理由かもしれないそうです。

 

・納豆が日本で食べられるようになったのはいつ頃から?

発酵大豆が日本の文献に初めて登場するのは奈良時代です。

少しあとの平安時代の文献には納豆らしき言葉が出てきます。

糸引き納豆が初めて文献で見られるようになったのは室町時代です。

現代のような食べ方になったのは、江戸時代末期頃とされています。

ちなみに大豆が日本に入ってきたのは、縄文時代という説もありますが、栽培が始まったのは弥生時代以降だと考えられていいます。

 

あんな糸を引くような食べ物が国民食のようになってしまうのも面白いですね。

 

 

 

 

 

 

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