みなさんこんにちは。シェフ「H」です。
梅雨明しましたね。
梅雨だったのか?そうでなかったのか?
それくらい短かったですね。
今日も暑かった!!
これから3ヶ月間くらい、こんな暑さが続くと考えると、逆にゾッとして冷えます・・(笑)
そんな暑い時には、夏バテ防止にスタミナをつける食材を食べて夏を乗り切る。
そんなことを言われます。
その代表的な食材のひとつが「うなぎ」ですね。
夏になると、どこからともなく「土用の丑の日」という言葉が聞こえてきますね。
すると当たり前のように「土用の丑の日」=「うなぎ」ということになっています。
ちなみに今年の夏の「土用の丑の日」は7月23日(土)と8月4日(木)です。
それではそもそも「土用の丑の日」とはどんな日なのか?
そして「うなぎ」を食べるようになったのはなぜか?
「土用の丑の日」に「うなぎ」を食べるようになったのは、よく知られています。
江戸時代、夏の時期に売り上げ不振の続くうなぎ屋を助けるために、蘭学者の平賀源内が「土用の丑の日」に「うなぎ」を食べるよう宣伝したというのが有力な説です。
丑の日には「う」の付く食べ物を食べると良いという風習に目を付けたようです。
実はその随分前から、夏にうなぎを食べると良いことが言われるようになっていました。
7世紀後半から8世紀後半にかけて編まれた日本最古の和歌集「万葉集」にも、その事がでてきます。
そして「土用の丑の日」ですが、実は春夏秋冬それぞれにあります。
「土用」とは「立春・立夏・立秋・立冬」の前の18日間のことで、その期間中の丑の日を「土用の丑の日」と呼ぶんです。
しかし近頃は「土用の丑の日」と言われてイメージするのは、『夏のうなぎを食べる日』のことですね。
「土用」というのは古代中国の陰陽五行説からきており、宇宙のものはすべて「木・火・土・金・水」でできていると考えられていました。(これ、フィフスエレメントですね。わかる人にはわかると思います・・・笑)
木=春、火=夏、金=秋、水=冬と季節をイメージして当てはめ、残りの「土」は季節の変わり目を象徴するとされています。
このことから、土用とは「四季の季節の変わり目の期間」を指すことになります。
「立春・立夏・立秋・立冬」の日にちは毎年異なるので、土用の丑の日も毎年異なってきます。
丑の日の「丑」は十二支の丑なので、12日毎に繰り返されます。
なので、土用の期間中に「丑の日」が1回だったり、2回あったりするんです。