みなさんこんにちは。シェフ「H」です。
「痛てて・・・」
またこの季節がやってきた・・・
手荒れです・・・
調理の仕事は、水をよく使う仕事でもあります。
調理自体も水を多く使いますが、洗い物も多く、大切な仕事です。
「洗い物を笑うものは、洗い物に泣く」
そんな諺はありませんが、あってもいいくらいと思います。
「洗い物」は実は奥深く、洗い物がきちんとできる人は、調理の仕事もきちんとできます。
そう思います。
そんな 「洗い物」「手荒れ」の辛い思い出です・・・
ホテル勤務時代、冬の日の夜勤明け、帰りの電車でウトウト・・・
「痛てて・・・」
と気づいて目を覚ますと、手から血が!・・・
「キャーーー!!!」
違いますよ、怖い話じゃありません。
手荒れがひどく、指先が割れて血が出ています。
洗剤を使って洗い物を多くしていると、手の脂分も一緒に流されて、カサカサになります。
おまけに湿度が低く乾燥する冬場は、手が潤うことも無く、ついには指先などが割れてきてしまいます。
一度クセがつくと、なかなか治りません。
病院にも行きました。
僕自身、新人の頃は本当に「手荒れ」がひどかったですね。
尿素の配合量が高いハンドクリームなどを毎日塗っていましたが、その改善以上に早く手がやられてしまいます・・・
調理の世界同様、美容師、理容師の世界でも、「手荒れ」は新人さんの悩み事でもあります。
この「手荒れ」が原因で辞めてしまうこともあるくらいですから・・・
今でも、たくさん洗い物をしたりすると、手がすぐに荒れてしまいます。
なので、ハンドクリームは欠かせませんね。
かといって仕事中にするわけにはいけませんし・・・
となると、やはり手があれてしまいます・・・
職業病ですね・・・
手が荒れない人は、全く荒れないようです。
「水」「洗剤」などの相性もあるのかもしれません。
僕自身のあまりよい思い出ではありませんが、フランスで働いていた時には、本当に「洗い物」をたくさんしていました。
残念ながら、言葉ができないと、当たり前ですが、よいポジションはもらえません。
となると、メインの仕事は 「洗い物」となってしまいます。
多くの時間を「洗い物」に費やしました・・・
しかし、日本ではあんなに荒れていた手が、全く荒れませんでした。
フランスの水が合っていたのか、なんなのか・・・
「手荒れ」には色々な思い出があります・・・