みなさんこんにちは。シェフ「H」です。
蒸し暑い日も出てきました。
まだ暑さに慣れていないので、熱中症にも注意しなければいけません。
そのためにも、水分の補充と、日差しに当たり過ぎないよう、また室内温度にも注意しなければいけませんね。
僕自身も火を扱う仕事なので、汗をかくことも多く、水分補給は十分すぎるほどするようにしています。
特に湿度の高い日は注意ですね。
汗をかいても、それが蒸発せずに不快感を感じてしまいます。
そんな「湿度」の高い日がこれからやってきます。
一番高い湿度は100%です。
なんとなく「湿度100%=水中」のようなイメージを持ちますが、それは間違いです。
「湿度100%」というのは、「それ以上蒸発しない状態」になります。
湿度とは、
「ある気体中に含まれる水蒸気の質量またはその割合」
と定義されています。
つまり、
「空気中にどれくらい水蒸気が含まれているか」
を示すものです。
ということは、水中に空気は存在しないので、「水中の湿度」という概念自体が成立しません。
仮に「湿度100%=水中」とするならば、湿度100%の日には、みんな溺れてしまいますからね・・・(汗)
気温によっても、空気中に含まれる水蒸気の量は変わってきます。
気温が高い方が、一定の空気中に含まれる水蒸気量は増えます。
1㎡の空気中に存在できる水蒸気量のことを「飽和水蒸気量」といいます。
中学校のときに習ったかなあ・・・くらいだと思います。
この飽和水蒸気量を超えると「水滴」となって目に見える状態になります。
「結露」するのもそうですね。
氷の入った冷たくなったグラスのまわりは、気温が低くなります。
気温が低くなると、空気中に存在できる水蒸気量も低くなります。
そこで溢れた水蒸気が「水滴」となってグラスのまわりに姿を見せるんです。
ちなみに「霧の中」は湿度100%ですよ。