みなさんこんにちは。シェフ「H」です。
梨がおいしい季節になりました。
みなさん「梨」は好きですか?
僕の家族はみんな好きですよ。
ある調査では、男性に「好きな果物はなんですか?」とたずねたところ、第1位は「梨」だったそうです。
女性は「苺」「桃」「マンゴー」のどれかでした。(すいませんどれか忘れました・・・)
梨のおいしさは「爽やかな香りと優しい甘さ」そして「食感」だと思います。
そんな「梨」がお店に届きました!
僕のホテル時代の先輩で、千葉県市川市でイタリアンのお店を経営する方からでした。
何かと気に掛けてくれていて、たまに電話をしてくれたりします。
とてもうれしく、元気づけられます。
その先輩から送られてきたものが「梨」です!(市川の梨と言えば関東では有名です。)
「梨」と言っても普通の梨じゃありませんよ。
見た目は「青りんご」みたいですよね。
しか〜し、この梨、実はものすごく大きいんです。
1個の大きさが、直径12センチくらいあり、重さが900g弱もあるんです!
そうですね、ものに例えると・・・
砲丸投げの鉄球くらいの大きさかな・・・
普通の梨(幸水)と並べてみました。
デカイ!
品種名は「かおり」といいます。
この「かおり」という梨を初めて見たので少し調べてみました。
そしたらこの梨は、たいへん希少な梨であることがわかりました。
全国でも栽培面積わずか16ヘクタールという収穫量の少なさと、生産の難しさから”まぼろしの梨”として注目されているものだったんです。
そして梨園での予約だけで完売してしまったり、高級果物店にしか出回らず、店頭などではなかなかお目にかかれないそうです。
その流通量の少なさがさらに希少性を高めているようです。
早速食べてみました。
触ってみると、しっかりしていていました。
しかし切ってみると、切っているところから果汁がじわっと出てくるほどでした。
白い実は名前のように香り高く、すごく瑞々しいです。
爽やかな香りと優しい甘さ。
シャリッとした食感、そしてとてもジューシーな実で、とても美味しかったです。
希少な品種と知ってから食べると余計にありがたく感じました。
梨は、万葉集に詠まれたり、日本書紀に栽培のすすめが載るなど歴史は古く、日本人にはとても馴染みの深い果物なんです。
愛知県では三河地区でいうと安城が有名ですね。
なんせ、「安城市立梨の里小学校」という小学校があるくらいです。
また、豊田や豊橋でも多く栽培されており、愛知が誇る果物の1つですね。
全国でいうと、生産量が多い産地は、1位が千葉県、2位が茨城県、3位が福島県、4位が栃木県、5位が鳥取県となっています。
関東に産地が多いんですね。
「鳥取の梨」が有名なので、もっと上位かと思いました。
最後に、おいしい梨をどうもありがとうございました。