みなさんこんにちは。シェフ「H」です。
「ビワ」を親戚からいただきました。
「それほど甘くないよ」
と言われましたが、冷やして食べたら、すごいみずみずしくて、食べると水分がこぼれ落ちる程です。
確かに甘さは控えめですが、充分美味しいです。
何というか、言い方は悪いかもしれませんが、水分の多い薄味の梨みたいな・・・
出回る時期も短く、貴重な果物です。
なのでデザートで使ったりしました。
ところで「ビワ」ってどうやって食べるの?
「ん〜・・・ 普通に皮をむいてそのまま・・・」
くらいしか思いつきません。
あとはゼリー寄せくらいかなあ?
洋菓子で言えば、コンポートやケーキの飾りやタルトとかかなあ・・・
果物のコンポートは定番ですね。
和菓子は色々あると思います。
でも、普通に家で食べる時は、そのままで食べるくらいですね。
たくさんあったので、傷んでしまう前に早いところ何とかしようと、贅沢にもジャムにしました。
ビワはアクが強いので、剥いたら塩水かレモン水などに付けるといいと思います。
皮を剥きました。
ここまではいいんですが、これからタネと渋皮を取り除くのに時間がかかります。
アクが強いので、指先も黒くなる程です。
僕はなるべく早く、水っぽくならないようにと思い、レモン汁を少したらす程度で黒ずみを防止しましたが、やはりアクを取るという意味でも、塩水やレモン水に付けた方がいいかもしれないと思いました。
まだ少し渋皮は残っていますね・・・(少しくらいはアクも旨味のうちということで・・・)
あとは砂糖で煮ていきます。
今回は上白糖で作りました。
分量の60%です。
僕の基本はこれくらいです。
もしかすると、少し甘いかもしれません。
でも僕は「ジャムは保存食」という考えで、しっかりと甘くしてあります。
もし甘さを控えめにする時は、「デザート」という考えで作ります。
ここで出てくる「アク」を取り除いていきます。
これでだいぶ「アク」のえぐみが取り除かれます。
しばらく煮たら、ミキサーで回します。
それから煮詰めて、濃度を付けます。
甘さは好みです。
足りないようならここで足します。
最後にレモン汁で酸味と味を引き締めます。
少し酸味もあったので、レモン汁は控えめにしました。
またペクチンの作用で濃度を付けるという意味もあります。
もしたくさんビワが手に入ったら、ジャムなどにしておくといいですよ。