高浜市でランチが自慢のカフェ:salutサリュー

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あいちの伝統野菜・十六ささげ

みなさんこんにちは。シェフ「H」です。

 

『十六ささげ』という野菜をご存知でしょうか?

 

「さやいんげん」を長くしたような野菜です。

 

スーパーなどではほとんど見かけないかもしれませんね。

 

「さやいんげん」と似ていますが、種類が違います。

 

さやの長さが30㎝〜50㎝ほどあり、比較的柔らかいです。

 

長いのが特徴ですが、調理時には切ってしまうので、ありがたみが薄れます・・・

 

長なすも同じことが言えますね・・・

 

この『十六ささげ』は中に16粒ほどの豆が入っているからこの名前が付けられたという説がありますが、実際はもっと多くの豆ができることも多く、定かではないようです。

 

日本では最近は人気が無いようで、さやいんげんが一般的になっていますが、東南アジアでは比較的ポピュラーなようです。

 

中の豆が熟すと赤褐色になるので、江戸時代には武士に好まれたようです。

 

なぜかというと、同じ赤褐色をした「小豆」は茹でると皮が真ん中から割れやすいんです。

 

それに対し『十六ささげ』の豆は茹でても割れないんです。

 

真ん中で割れるのは「切腹」を連想させるので縁起が良くないとされていたようです。

 

出回る旬の時期は夏で、6月下旬から9月下旬にかけて収穫されます。

 

今では愛知県と岐阜県を中心に作られ、愛知県では「あいちの伝統野菜」、岐阜県では「飛騨・美濃伝統野菜」として認定されています。

 

見つけたら一度使ってみてくださいね。

 

さやいんげんと同じ使い方で良いですよ。

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