みなさんこんにちは。シェフ「H」です。
イチゴの季節ですね。
クリスマス前から5月終わりくらいまで、おいしいイチゴが出回ります。
これから露地物のイチゴの季節です。
本来の旬がやってきます。
現在はハウスものが多く、早くからおいしいイチゴが食べられます。
そんなイチゴの登録品種はなんと300種にものぼります。
人気のある代表的なイチゴと言えば、『とちおとめ』『あまおう』『紅ほっぺ』『さがほのか』などがあげられますね。
中でも『とちおとめ』はよく使っていました。
全体のバランスがよく、とてもおいしいイチゴです。
最近では『あまおう』が特に人気ですね。
大粒で濃厚な甘味があり、人気が出るのもわかりますね。
愛知では隣の静岡が産地の『章姫(あきひめ)』がよく作られていて、目にすることが多いですね。
みなさんが想像する『いちご』という感じで、断面もキレイで人気があります。
僕もよく使います。
『紅ほっぺ』はその『章姫』と『さちのか』を交配して作られたもので、最近は『紅ほっぺ』の方が人気や知名度があるかもしれませんね。
そんな中で僕自身は『ゆめのか』という品種が好きですね。 いくつか理由があります。
・愛知県生まれのイチゴ
・表面にツヤがあり、赤色がキレイ
・少し固めでしっかりした歯ごたえ
・甘さの中にも少し酸味がある
・手に入れやすい
などの理由です。
中でも手に入れやすい点は大きいかもしれません。
愛知県生まれのイチゴで、今では県を代表する品種で、県内の栽培イチゴの4割を占めています。
なので、県内では品質の良いものが手に入りやすいんです。
「地元のイチゴ」だから応援したいというのもあります。
それから実がしっかりしているところです。
とにかくイチゴは傷みやすいので、取り扱いに気を使います。
先に出た「章姫」は柔らかいので、傷みやすく、取り扱いに気を使います。
その点、実がしっかりしている「ゆめのか」は取り扱いが楽というのは大きいです。
2007年に品種登録された愛知県生まれのオリジナル品種です。
玉揃いが良く、収穫量が多い品種と、果皮が硬いのが特徴の品種を交配して作られました。
それまで主力品種だった「とちおとめ」より収穫を多く、「章姫」より輸送性の高いイチゴを目指して作られたそうです。
「みんなの夢が叶うおいしいイチゴ」というのが名前の由来です。
おいしいイチゴの品種がたくさんあって迷いますよね。