みなさんこんにちは。シェフ「H」です。
夏に美味しい野菜の1つに「ししとう」があります。
僕はよく「甘長とうがらし(甘長ししとう)」を使います。
中には「当たり」と言われる、とても辛いものが含まれていることがありますね。
お店でもたまに、そのししとうに当たってしまい、辛い思いをされているお客様がいらっしゃいます。
そんな時は謝りますが、大抵は
「大丈夫」
と言ってもらえますが、かなり辛いですよね・・・
すいません・・・
ししとうは「獅子唐芥子」という名称です。
ナス科のトウガラシ属に分類されます。
ちなみに「ししとう」とは「獅子の頭」ということで、先端のくぼみが獅子の口に似ていることから名前が付いたそうです。
実はピーマンやパプリカと同じく、辛みの少ない甘味種(甘味種)に属しているんです。
とはいえ、たまにある「当たり」と呼んでいるとても辛い「ししとう」の存在が気になります。
このししとうを見分けることはできないのか?
完全に見分けられるかはわかりませんが、見分ける方法はあります。
それは、曲がったり、縮れていたり、形がいびつだったりするものは、辛い可能性が高いです。
一方、真っすぐなものはほとんど辛くないです。
また、中の種が少ないものも辛いことが多いです。
この辛さの原因は「ストレス」と言われています。
んん・・・何だか人間みたい・・・
「ししとう」は青唐辛子の辛みを抜いて、食べやすく品種改良をしたものです。
乾燥や水分不足などのストレスを受けると、もともと持っていた辛み成分をつくる遺伝子が通常より活発に働いてしまうんだそうです。
そして辛くなってしまう・・・
人間もストレスを受け過ぎると、体調を崩してしまいますからねえ・・・
でも、「若い時の苦労は買ってでもしろ」とか、「辛いことを経験した人は優しくなれる」とも言いますね。
僕はよく、スタッフ「K」から、
「僕自身がストレスだ!」
と、とても厳しいお言葉をいただきます。
きっとスタッフ「K」は『激辛』だと思います・・・
こんなこと書いたら、また怒られるかな・・・(笑)
ちなみに写真は「甘長とうがらし」なので、先端は「ししとう」のように、くぼんでいませんよ。