高浜市でランチが自慢のカフェ:salutサリュー

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酒粕がたくさん出来てしまいます。

みなさんこんにちは。シェフ「H」です。

 

花見に欠かせないものに、「お酒」がありますね。

 

僕は「だんご」ですが・・・(笑)

 

そんなお酒の中でも「日本酒」を飲むこともあると思います。

 

この「日本酒」をつくる時に出てくるのが「酒粕」です。

 

「酒粕」といって思い浮かべるのは「粕漬け」です。

 

「酒粕漬け」で有名なものは「奈良漬け」ですね。

 

僕は酒粕で漬けた漬け物が大好きです。

 

この地方では「かりもり」を酒粕でつけることが多いですね。

 

僕は祖母が漬けていたこの漬け物を、小さい頃から食べていたせいもあり、漬け物好きになりました。

 

「米」と「麹」と「水」を混ぜて発酵させ、液体と個体に分けると、液体は「日本酒」、固体は「酒粕」となります。

 

それゆえ日本酒を作ると必ず酒粕ができることになります。

 

国税庁が公表している日本酒の生産量から逆算すると、酒粕の生成量は年間でなんと!3万2千トンにもなります。

 

さらに最近は酒粕の割合が増えてきているそうです。

 

その理由は、吟醸酒の生産割合が増えてきているからなんだそうです。

 

吟醸酒を作るときには、よりお米を削って作られるためです。

 

また、昨年の猛暑により米が固くなり溶けにくくなったことで、さらに酒粕の量は増えていて、悪戦苦闘する酒蔵も多いということです。

 

酒粕は利用されな蹴れば大量の廃棄物となってしまうため、なんとか活用できないかと悩んでいる酒蔵さんは多いようです。

 

昔は関西ではよく「粕汁」として材料に使われていましが、クセがあるためあまり人気がなかったりして、一般家庭ではそこまで使われることはなくなってきました。

 

そのため、料理以外に酒粕を使ったパックなども作られてたり、漬物屋産にさんに買ってもらったり、肥料用に引き取ってもらうという方法で活用されています。

 

最近では、レシピ投稿サイトに紹介されているものもありますが、それも少しハードルが高いようです。

 

また、アルコールが含まれているため、朝の食事には出しづらいし、夜といっても子どもやお年寄りの方にも提供しづらい食材でもあります。

 

その酒粕を活用した食品などを作る企業も出てきているようです。

 

色々と活用できるといいですね。

 

漬け物で利用される愛知特産の「かりもり」です。

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