みなさんこんにちは。シェフ「H」です。
最近は色んなところで「彼岸花」が咲いているのが目に入ります。
秋が近づくと、赤くて群れを成すように咲いているので目立ちますね。
買い出しの途中で「彼岸花」を見つけたので、思わず車を止めて写真撮影!
先日は新聞にも川沿いに咲いている彼岸花が取り上げられていました。
実は黄色や白色もあるんですよ。
「彼岸花」というだけあって、秋のお彼岸の頃に開花することにから付けられた名前です。
毒のある「彼岸花」を食べた後には「彼岸」=「あの世(死)」しかない、ということに由来するという説もあります。
また「彼岸花」は別名が多いことでも知られています。
その数、なんと1000以上と言われています!
いちばんよく知られているのが「曼珠沙華(マンジュシャゲ)」ですね。
山口百恵の歌にもあります。(僕は知らなかったんですが、最近よく聴くので知りました。)
「曼珠沙華」というのは、法華経などの仏典に由来し、梵語(ぼんご・古代インドの文語であるサンスクリット)で「紅色の花」を意味すると言われています。
仏具の天蓋に似ていることから「天蓋花(テンガイバナ)」とも言われます。
「彼岸」=「あの世(死)」から不吉な言葉をイメージする別名がたくさんあるんです・・・
例えば、死人花(シビトバナ)、地獄花(ジゴクバナ)、幽霊花(ユウレイバナ)、剃刀花(カミソリバナ)、狐花(キツネバナ)、捨子花(ステゴバナ)、雷花(カミナリバナ)などなど・・・
ちなみに「曼珠沙華」とはサンスクリット語で「天界に咲く花」「見る者の心を柔軟にする」という意味もあるんですよ。
みなさんも、どこかで見つけたらじっくり見てみてください。
本当に不思議な形をしてますよ。