みなさんこんにちは。シェフ「H」です。
お店の玄関掃除をしていると、ブロック塀にこんなものが付いているのを見つけました。
セミの幼虫の抜け殻です。
今朝羽化したんでしょう。
昨日までは無く、まだキレイに残っていました。
僕は小さい頃から、
『ドンゴロ』
と言っていました。
どうやらこの言い方は僕のいる「西三河」のあたりだけのようです。
全国で色々な言い方があるようで、ここ愛知県内に於いても言い方が色々あるようですね。
みなさんは何と呼んでましたか?
呼び方の違いのでいうと、今が旬の夏野菜「なす」についての話しがあります。
ところで「なす」と「なすび」の呼び方の違いって知ってますか?
僕の祖父母なんかは、「なすび」と言ってましたね。
なので、「なすび」と言うと年寄りくさいイメージです。(僕個人的にです・・・)
でも実は、本来は「なすび」という呼び方だったんです。
奈良時代に中国から日本に伝わり、当時はとても貴重な食べ物で、身分の高い人しか食べれなかったそうです。
当時は現代に比べ酸味が強かったらしく、「中が酸っぱい実」ということで、
「なかすみ」→「なすみ」→「なすび」
と呼ばれるようになったようです。
また、夏に味が良い野菜という意味で、「夏実(なつみ)」が転じて「なすび」になったと言う説もあります。
江戸時代、「なすび」は主に関西で生産されていた野菜でしたが、無類の「なすび」好きだった徳川家康が江戸でも「なすび」を育てるよう命じたことがきっかけで、江戸にも広まったという説があります。
しかし、量がそれほど多く作れず値段が高かったため、「なすび」は当初全く売れませんでした。
そこで「なすび」を縁起が良い野菜として売り出しました。
成功の意味を表す「成す」という言葉とかけて「なす」と命名しました。
すると、「なす」は一気に一般の人の間に広まり、その後「なす」と呼ばれるようになった・・・そうです。(こちらも諸説あるようです)
野菜も地域によって色々な呼び方をするものがありますね。